さらば愛車よ
数週間前にうちの娘が運転するSUZUKI SX4がブッ壊れてしまいました。
なんでも娘が妹を迎えに行った駅の近くで、何気にスローカーブを曲がろうとしたときに、突然車ががくんと揺れて動かなくなったそうです。外に出てみると、右前輪のタイヤがグラグラに外れかけていたと言うのです。
ちょっと信じられないような出来事ですよね。僕も車は何十年と乗っていますが、そんなアブナイことに直面したことありません。タイヤが外れて道路を転がり出したと言うような話は聞いたことがありますが、うちの車の場合、車軸が折れてしまっていたのです。娘によると、どこにぶつけたと言うのでもなくただ普通にカーブを曲がった時にグランとへし折れてしまったと言うのです。
どういうことだか全くわけわかりません。車体の金属疲労なんでしょうか。それともどこかで強い衝撃を受けてひび割れでもしていて、それがだんだん大きくなっていったと言うことなのかな。とにかく原因不明。
幸い車も人通りも少ない静かな場所で、事故にはつながらず、ロードサービスによって最寄りの修理工場に持っていってもらいました。メカニックの人たちは一目見てこれはもう無理じゃないと言ったそうです。何せ車軸の損傷ですからね。人間の背骨が折れたようなもんです。重症と言うより重態。完治する見込みは限りなく低い重篤なシチュエーションです。
そして実際、後日保険会社の人が来て車を検分したのですが、修理可能だが数千ドルかかると言われました。トランスミッションにも悪影響が及んでる可能性があるのです。車は2011年のものですから、直す価値はあったのですが、やはりいちどそんなになってしまった車は、たとえ直ったとしても、気持ち的に安心して乗れるような気がしません。
結局メカニックの人とも相談してその車は諦めることにしました。
さてそれから数週間後、車のない生活に色々と支障をきたすようになってきました。今は娘も夏休みだから何とか我慢しているのですが、9月から大学に通うのに車なしでは大変です。アメリカは車社会なので、一応もう一台のミニバンを家族みんなでシェアして使っているのですが、やはりそれだけでは足りないのです。ちょっとした買い物にも日本のように自転車でと言うわけにはいかないのです。子供たちのちょっとした送り迎えも日常茶飯事ですから、車がないととても厄介なのです。逼迫する家計のことを考えると、とても新車と言うわけにはいきません。まず家内が絶対に新車許すわけがありません。だからどうしても中古車で、できるだけ良い状態のUsed carが欲しいのです。
そういうわけで、ここ数日はネットの中古車市場を調べ倒している状態です。何とか予算内に買える車は無いかともう必死です。娘が大学新学期を迎えるまであと3週間もありませんから。
さあ果たして良い中古の掘り出し物は見つかるのでしょうか？
がんばれお父さん！ （と自分に言い聞かせる）
