アメモノウォッチャー

アメリカ在住者がご当地の気なるモノをピックアップし、ご紹介します。

やっぱり買い。iPhone SE

 このたびAppleから発表された新しいiPhone SEの評価がじわじわ高まっています。

 高価なiPhone11に買い替えるのをためらいにためらったすえ見送ることにしたのですが、実質完成度の高かったiPhone Xでいいんじゃね、と思った人は多かったはず。イレブンはあくまでもカメラ機能が大進化しただけで、それ以外は前機種と大差ないのです。うちの娘も一時期、バイトで稼いでiPhone11に買い替えるー!と息巻いてましたが結局断念したようです。

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 私の場合も、数年前業務用に実質会社からいただいて使用しているiPhone8も捨てたもんじゃなく、普段使いになんの問題もありません。私個人用のAndroidフォンも健在だし、この緊縮ムード満々のご時世、新機種は見送りだろうと半ば思っておりました。

 うーんでもiPhone11のコマーシャル観るたびにやっぱりいいなあと思ってりします。やはり最新機種のカメラ性能は魅力だな、でも写真はカメラで取りたい派だしなと未練タラタラでした。

 そこへきて発表された「新iPhone SE」。旧型のSEも普及タイプのiPhoneでAppleファンの裾野を広げた功績は大であるけど、いまさら昔のほうに逆戻り?とためらいも多々ありました。

 でスペックのほうは?と見てみると、外観からしてiPhone8のリニューアル版っぽい。

 どうかなと思案していると、Appleのライバル、SamsungギャラクシーやGoogleピクセルなどが、近頃ハイスペックなゲーミング・スマホ路線を打ち出していると知りました。

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 サムスンギャラクシーの最新機種S10+は、実質的にあらゆる面でS9からのステップアップ版。だけどクアルコムのSnapdragon 855というゲーム向けに強力なプロセッサをインストールしています。そして自慢の6.4インチのAMOLED画面は目を見張るものがあると言われています。

 また去年発売されたGoogle Pixcel 3 Xもモバイルゲーマーからほとんどの流通するゲームアプリに問題なく対応する最良の選択と絶賛される高スペックでした。

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 そしてさらに先日、Lenovoからも最新リーク情報で当社初のゲーミング・スマホLegionが先行発表されました。搭載される心臓部のプロセッサーはクアルコムの最新最速Snapdragon 865。FS 3.0 内部ストレージとLPDDR5 RAMと、 画面は144 Hz のリフレッシュ レートで 2340 x 1080 の高い解像度を持っているとのこと。リアカメラ配列は64MPと16MPの広角シューター、フロントカメラは20MPとかなり先行するメーカーを意識したハイスペックの仕様となっているのです。面白いのはカメラが水平に構えた時真ん中上の位置に設置されポップアップするようになっているらしい。あくまでゲーマー本位でこういうデザインになったのでしょうか、その本気度が伺えます。

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 でも、このようにアンドロイドスマホもゲームを重視したハイスペックを売りにしたモデルがしのぎを削るようになっていますが、じっさい今回Appleから出されれiPhone SEに搭載されたチップA13 Bionicはなんと、アンドロイド用で高い評価を得ている最新のチップSnapdragonをはるかに上回るベンチマークを叩き出せることが多くのレポートによって報告されています。しかもアンドロイドで最新のスマホとなるとどのメーカーも八万円から十万円する高価なものばかり。ところiPhone SEは三万円ぐらいから買えるというんですから驚きです。カメラこそ控えめなスペックですが、ゲーム重視のスマホ選択ならもうこれ一択じゃないかと思ってしまいました。

 いずれにせよ、スマホも今後、ゲームに最適化されたタイプのモデルがドンドン出る模様です。面白いことに、スマホ選びはAppleかAndroidというわけ方以外に、カメラ重視かゲーム重視かという選択軸も出現しつつあるということ。私なんぞは先に述べたように写真は絶対カメラ派としても、じゃあゲームは? と言われるとうーんとうなってしまうタイプ。スマホ選択の悩みはなおいっそう混迷の度を増していきそうです。