外出最高の季節なのに
五月晴れとはまさにこういう日を言うのだな、と感じる昨今の陽気。眩しい陽光と照り映える新緑が目に染みます。気温も暑からず寒からずのパーフェクトウェザー!
よりによってこんな、一年を通して私が一番大好きな季節に外出を控えよとは、なんと皮肉なことでしょうか。そう思っている人、少なくないでしょう。でもちょっと今、意味もなく外出すると自粛警察っていうんですか?そんな人がいるそうです。
ええ、ここアメリカでも見聞きします。同調圧力って言うのかな、でもそれ日本独自の問題では有りません。昨今は意味もなくふらふら外出してると変な目で見られます。スーパーに買い物いってよく見かけますが、お母さんと子供数人で買い物してる。なかにはパパも加わって家族総出でショッピング、みたいな。ネットではこれを非難してる人たちがいるのですね。「買い物はひとりでいいだろ」みたいに。
先日、うちの近所の住宅街に七,八人ティーンエージャーの群れが出現しまして、なんじゃこりゃとSNSでどなたかがちょっと話を広げようとしました。ここ一月ほど自宅待機要請が出ているので、確かに町から人通りが消えて、それがあたりまえになっていたせいか、若者たちがわらわらと外でたむろしている。ただそれだけで「なんだこれは」と話題を持ってこようとするんです。
「なんかあったのかね」ってうちの子供に訊くと、
「ポール・ラッドが近くに来てるんだって。知り合いのうちに立ち寄ったみたい」とのこと。どうやらSNSでこんな噂が広まったようなのです。
エッ? ポールなんとかさんって誰?
咄嗟にその名前が咀嚼できなくて空回りしていたのですが、しばらくしてはた、と思い当たりました。
「アントマン」です。あのマーヴェル映画の主演を務めた俳優ポール・ラッド!
そうか、それなら納得。キッズに大人気の俳優がこんなちっぽけな町に来てると噂になれば人が群がるのも、いたしかたありますまい。
でもってそんな事情をしらない大人たちが、眉をひそめてコソコソ子どもたちを非難したという顛末。中にはキッズの写真を撮って拡散させようとした人もいたと。
いい大人がそんなに目くじら立てることですかね、まったく。
まあそんな小さな町のちっぽけなトピックでしたが、そんな町でも風景は日に日に緑を増し美しくなっていきます。これ見逃したくないんですけど、今は我慢して、早朝とか夕暮れ時にこそこそ人目を避けるように散歩しています。やな時代ですね。でも、いつでもどこでも昔から持ち歩くコンデジ撮影は軽くやっちゃいますよ、人の少ないところで。ああきれいだなと思った町並み、今日もスナップしてみました。
とりあえず今日は「家と木」をテーマにしたものを数点、でございます。