アメモノウォッチャー

アメリカ在住者がご当地の気なるモノをピックアップし、ご紹介します。

昨年の電飾大将

私はほぼ毎年クリスマスの後に、ご近所の電飾大将という一人イベントをやっています。大将は誤字ではなく読んで字のごとくエライ奴、あっぱれ者という意味合いです。

どんなものかというと、これは我が家の近所ならびに周辺の町に限定してクリスマスの飾り付けを勝手に評価するというものです。 厳格なルールがあるのでもなく、ただ適当に町を車で回り、散歩して目についた飾り付けのインパクトで評価するというものです。

私がアメリカに来ていたく感動したことの一つがこの各民家に飾り付けられるクリスマスデコレーションの美しさなんですよね。 昨今イルミネーションで綺麗に輝かせるという習慣は日本の街角にも浸透してます。それはお金をかければ素晴らしいものはいくらでもできるでしょう。でも個人であるいは家庭レベルでそれぞれが工夫を凝らして家の周りを電飾で飾り付けるのはなかなか大変なことです。中には屋根に登らなければつけられないライトなんかもこちらではよく見かけます。そんなのを見ると、ああここの家のお父さん頑張ってるなと単純に感心してしまいます。

我が家でも、数年前からそんなクリスマス電飾の飾り付けにチャレンジしていますが、なかなかご近所様から褒めてもらえるような飾り付けはできないものです。今年は我が子の協力を得て、すこしはましなものになったかと思いたいのですが、まだまだ未熟者感は否めません。まずもって選考の対象とまではなりえないしろものです。

で、今年はどんなものが候補に上がったかというと、たとえばこの写真をご覧ください。

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テーマパーク風な飾りつけ

いかがです、でっかいバルーン。いかにもアメリカでしょう。もともと暗い民家の町並みにこういう光景がいきなりぼわっと浮かび上がるんですから、気分はもうファンタジー。なんかいいことありそう、イエス様ありがとうございます、と心の中で快哉を叫びたくなります。クリスマスってこんな楽しみ方があるんだなと感動したのがこの電飾大将のはじまりです。

とはいえ、まあ私の狭い行動範囲で見る限りのものですから、本当はもっともっとすごい飾り付けがいっぱいあるのでしょう。でも探しだしたらきりがありません。クリスマスの一週間ほど前から、大晦日まで写真に収められたものの中から、いくつかの候補をリストアップ。そして熟考の末、決定した今年のご近所電飾大将がこのおうちです!

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豪華絢爛! どんだけ手間暇かけてんのか。


どうですこれ。すごいインパクトあると思いませんか。ごく普通の民家ですよ。もうほとんどテーマパークレベル。

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ちなみに昼間はこんな感じ。

 執念と言いますか凝り性と言いますか、突き詰めるとこんな家になっちゃうんですねー。ああ驚いた。なんというか、おもわず笑っちゃう至福感が大将の決め手です。僕がカメラを取ろうとしている最中もたくさんの車や人が行き交い、その美しさに見とれてました。ほんとこれは一見の価値があります。

というわけで、今年の電飾大将はこれで決定!