アメモノウォッチャー

アメリカ在住者がご当地の気なるモノをピックアップし、ご紹介します。

空港選びは気を付けて

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クルマを下りて空港へ急ぐ人々

 日本から旅客機でニューヨークに訪れるのでしたら空港はニュージャージーにあるニューアーク空港がお勧めです。

 なぜなら交通の便が近くて着比較的スムーズだからです。

 一般的に考えるとJohn F. Kennedy空港からマンハッタンへ行くのが近いように思いますが、バスやタクシーを使うと意外に時間を取られます。とにかくJFKの近辺の交通状況は最悪なのです。特に月曜から金曜までのラッシュアワーは絶対に避けたいものです。

 ニューアーク空港も絶対と言うわけにはいけません。でも少なくともマンハッタンの入り口までは割とスムーズに入っていけるのです。特にシャトルバスは空港発。空港ターミナルから出ているバスで、現時点で17ドルでとてもリーズナブルだと思います。

 逆に1番今お勧めできないのが、ラガーディア空港です。

 地図で見るとマンハッタンには1番近くて便利なように思いますが、今は絶対にやめたいとほうがいいです。なぜなら空港が現在大規模な改修工事の真っ最中だからです。 

 つい先日ですが、どのテレビ局や新聞でも取り上げられていたラガーディア空港の大混乱。あれに私も巻き込まれてしまったのです。

 僕が友人を迎えにラガーディア空港に行ったのは午後3時半ごろ。ラッシュアワーの直前なので多分間に合うだろうとたかをくくって車を走らせました。。ところが空港に接近するに従って車の量が激増し、徐々にスピードがスローダウン。これはちょっとかかるかな、そう思っていたら案の定、空港に入る道でまったく身動きが取れなくなってしまいました。あちこちでクラクションがブーブー鳴り、車間距離がギチギチに詰まって一色触発の状態でした。これでは到底約束の4時に着く事はできそうにありません。 

 相手には謝らなきゃいけないな。そんなことを思っていたら、当の相手の方からメッセージの着信がありました。

「飛行機は滑走路に着いたけれどもどうやら待たされるみたいだ」

 そんなメッセージです。なんだかわからないけども僕の遅刻は帳消しになりそうかな、そんな期待を抱きながらゆっくりゆっくり空港に近づいてきました。

 わずか1キロにも満たない距離を30分あまりかかって這うように進んでようやくターミナルに入りました。周囲は改修工事で雑然としています。前回来た時と違う迂回路が込み入った状態で設定され、初めての人はとても混乱すると思います。すると再び到着した相手からメッセージが届きました。まだ滑走路の上の飛行機から出られない、と言うんです。着陸してからかれこれ小一時間すぎたのに、ですよ。こちらはせっかく混乱の中ターミナルまでこぎつけたのに待たされることに。でもこの混雑の中ターミナル内でクルマを停車させるわけにはいきません。仕方なくループ状になった空港内をゆるゆる回遊することとなりました。3周ぐらいした時またメッセージが来、まだかかるようだとの詫びを込めた内容。ようやく僕もこの空港内外が異常事態に見舞われてると気づきました。

 あとでニュースで知ったのですが、この日は前日が大荒れの天気だったのでキャンセルした便の追加措置で通常以上の乗客利用量だったのです。それに加えて改修工事の大規模な交通規制が行われたため、混乱に拍車がかかったということらしいです。

 もう、えらい迷惑です。いや僕はまだしも、気の毒なのは飛行機に乗るため空港に向かっていた人たちです。空港直前で足止め食らった渡航客は搭乗時刻に間に合わないためクルマを諦め、重いスーツケースを引きずって空港まで駆け込まねばならなくなったのですから。

 僕の待っていた人は結局1時間半飛行機に閉じ込められてました。ひどいもんです。 僕はといえば、空港内の回遊を断念して周辺の町で夕食を取る時間までできてしまいました。ようやく相手をピックアップした後も、ラッシュアワーの真っ只中、通常の倍近く時間をかけてようやく目的地にたどり着きました、

そんなわけで、2019年時点でラガーディア空港を利用すことはとてもおすすめできません。工事はまだまだ来年まで続く見込みです。日本から来られる方はくれぐれもお気をつけください。