ナイキのシューズが問題なのか

先日アメリカの大学バスケットボールの試合で将来NBA(プロバスケ)を背負って立つといわれるスター選手ザイオン・ウィリアムソン選手の履いていたナイキのシューズ が 突如ぶっ壊れるというニュースが大きな波紋を呼びました。

とんでもない壊れ方のようです

ナイキといえば もはや知らない人のない世界ナンバーワンのシューズブランドです。それがこともあろうに大きな試合中にアクシデントに見舞われたのです。

それはみんな驚きました。そして怪我の具合を心配しました。幸いザイオン選手は 捻挫程度で済んだそうですが、大きなダメージを被ったのはナイキです。

破壊された当時の映像はあっという間に世界中に拡散し、なんだこりゃという風になりました。聞くとナイキシューズの中でもNBAのスター選手の名を冠した人気商品だそうです。 それがなぜあんな風に無残に壊れてしまったのでしょうか。ネットでは色んな憶測がささやかれています。中には彼を妬んだ誰かの陰謀ではないかとか。さすがにそれはないと思いますけど。

靴の破壊というと、私が中学生の頃、昼休みにサッカーしていて突然靴のかかとがぱっくり割れたことを思い出しました。もののみごとに靴底が剥離して、パカパカと音を立てながら 走り続けました。安物の靴で超恥ずかしい思いをしたものです。

けどナイキのしかも一流選手の履く靴となると大問題。専門家の意見で不良品であった可能性が高いということですが、よりによって あんなに注目される試合に不良品が世間の目にさらされるなんてことも あるんですかね。

聞くところによると、プロレベルの選手が履くバスケシューズは、一試合に一回で使い切っちゃうことも多いそうです。それぐらい消耗と負荷が激しいんですね。ましてやザイオン選手は 身長2 メートル超、体重125キロだと言われてます。そんな選手が激しい練習や試合で 何度も靴を酷使するといかに頑丈なナイキであろうとも損傷は免れないというのです。

私は Nikeファンではありませんが、これまで何度か使用してみた感覚では頑丈という印象はありません。エアジョーダンのような ものは確かに軽くて履き心地は上々だけどちょっと僕にはサイズが合わないかなと思っています。私の足が平均的日本人よりも足の甲が高くて幅が広すぎるせいでしょう。ナイキのみならず同じサイズの靴を履いてもなかなかしっくりくるものがないんです。そういった意味でアメリカでは靴探しはちょっと苦労してます。

私にはちょっときつめだが手放せないナイキのスケボーシューズ

学生時代のある友人は靴の試着キングと言われてました。彼と一緒に靴を買いに行くと 最低1時間は靴屋で粘ります。取っ替え引っ替え２0∼３0品目は 試着するのです。その挙句買わないこともままありました。なんというこだわりでしょうか。付き合わされた方はたまったものじゃありません。でもその影響でしょうか、私も靴を買いに行くと自分にしっくりくるものが見つかるまでなかなか買うことができなくなりました。

それとは逆に、ナイキファンというよりは ナイキ主義者というアメリカの知人もいます。彼の家の物置は Nike の靴で埋め尽くされています。 いつも新作が出るたびにナイキの専門店で 列に並んでいち早く買うそうです。足に合うあわないは関係なし。試着などせず即買い。しかもそのほとんどが2足買い。 一足は使用し一足は将来のプレミア用としてとっておくそうです。そこまで靴にこだわる人も珍しいですよね。この先、増え続けるナイキの靴をどのように管理していくのか、他人事ながら気になるところです。

私はというと、最近になって ようやく 自分に合う靴のパターンが見えてきました。見た目のデザインももちろん重視しますが、まずは履き心地。ちょっとでも窮屈なのは真っ先に排除します。そして靴底の質感。必ず指で触ってしっかりしなやかなものを選びます。結果絞られるのはたいていニューバランスかアシックスになります。

ストリート、カントリーを問わないオールマイティな快適さ。

これはもう相性としか いいようがありません。とくにニューバランスの4 E を選ぶと まず問題がないのです。トータルバランスに優れていて、普段履きに申し分ありません。日本ではナイキに次ぐ人気だと思いますが アメリカではこのニューバランス、最近いまいちな印象。アスリートの定番、アディダスやコンバース、ストリート映えするヴァンズなどの後塵を拝してる感が否めません。もう少し頑張ってほしいところです。

走るんだったらアシックス。ほんとに快適です。

今回のバスケシューズ事件はナイキには災難な出来事でしたが、今後靴業界はデザインや材質のみならず耐久性とか安全性なども見直されることになりそうです。