アメモノウォッチャー

アメリカ在住者がご当地の気なるモノをピックアップし、ご紹介します。

スーパーボウルの日

ただいまアメリカンフットボール最大のイベント、スーパーボウルの真っ最中です。

昨年に続き二年連続でスーパボウル出場を果たしたニューイングランド・ペイトリオッツ対ロサンゼルス・ラムズです。どちらのチームもプレーオフまでの激戦を制してきただけあって、好試合が期待されてます。

日本にいるとなかなか想像もできないのですが、このスーパーボウルというのは、数あるスポーツイベントのなかでもちょっと別格で、毎年お化け視聴率を記録することで有名です。日本で言えば、むかし大相撲の千秋楽で大鵬vs柏戸戦や輪島vs北の湖戦の時間、銭湯がカラになったと言われてましたから、ちょうどそんな国民的行事ですね。

いやそんなもんじゃないか。去年の視聴率は1億1440万人でなんとアメリカ国民の二人に一人くらいの割で観たことになる。それはもう尋常じゃない数字です。

確かに、今日私は夕方ショッピングモールに行ったのですが、日曜日とは思えないくらいガラガラでした。近くのレストランなども通常なら駐車場の混み具合でどんだけ繁盛してるかわかるのですが、きょうばかりは異常なくらい閑散としてました。毎年、例外はスポーツバーで、こちらは巨大スクリーンを用意して準備万端、年に一度の稼ぎ時、とばかりに大繁盛するのです。

あと、この日いい商売になるのはチキンを扱っているお店。スーパーボウル観戦の一番メジャーなディナーメニューというのが、チキンウィングと昔から相場が決まっているのです。家で自家製のチキンウィングを用意する家も多いのですが、わが家のように近所のデリカテッセンで早めに電話予約して、出来立てのやつをいいタイミングでピックアップする、という家庭も多いのです。うちは通常のチキンウィングに加え、スパイシーチキンが欠かせません。毎年これをむしゃむしゃかぶりつきながら自宅で試合を観戦する。これぞまさにアメリカンライフの典型という感じですね。試合は互いにタッチダウンを許さない鉄壁の防御戦の様相を呈してきました。

さて勝杯はどちらの手に渡るのでしょうか。熱戦はまだまだ続いております。